昔から不治の病として恐れられてきた梅毒ですが、日本で流行の兆しを見せており感染者数もここ数年増加傾向にあります。メディアで取り上げられることも多く、TV等のマスメディアでもよく見かけるようになりました。

今では治療方法も確立しており完治も可能になりましたが、初期症状が少なく感染したことに気づきにくい厄介な病気には変わりありません。

このページでは、梅毒とはどのような病気か、症状や感染経路、検査方法から治療法まで詳しく解説したいと思います。

梅毒とはどんな病気?

梅毒とはどんな病気?

梅毒とは全身感染症の1種で、梅毒トレポネーマ・パリダム(Treponema pallidum,TP)という細菌を原因菌として発症する性病です。

非常に感染力の強い性病として知られていますが、感染力があるのは初期の早期梅毒(第一期、第二期)で、後期の晩期梅毒(第三期、第四期)に進むにつれ感染力が無くなるという特徴があります。

また、症状が見られる顕性梅毒自覚症状のない潜伏梅毒に分類され、後者は症状が見られないことから見つけづらいという特徴があります。現在では、健康診断や入院・手術の時に受ける血液検査で見つかるケースが多いです。

梅毒は人間しか感染しない病気

梅毒トレポネーマの大きな特徴に人間が唯一の宿主である点が挙げられます。細菌自体は非常に弱く、宿主がいないと死んでしまいます。

多くの科学者が研究を続けており、うさぎの睾丸で生きているのを確認したという結果もありますが、細菌を培養することが難しいためまだ多くの謎に包まれています。

昔から不治の病として恐れられていた病気

梅毒は治らない不治の病として江戸時代以前より知られていましたが、現代では特効薬が見つかったことで治る病気となりました。

15世紀頃から広まりだしたと言われており、アメリカが起源であるという説が有力とされています。

日本の文献では1512年の記録に記載されており、前田利長、浅野幸長、加藤清正、結城秀康などの武将も梅毒で死亡したと見られています。石原裕次郎の死因である動脈瘤も、梅毒が原因だった可能性があるとされています。

海外でも多くの著名人が梅毒で命を落としたとされており、アル・カポネ、モーツアルト、ベートーベン、ニーチェ、エラスムス、ボードレール、モーパッサン、シューマン、ハイネ、ホフマン等、錚々たる名前が並びます。

梅毒はここ数年で流行している性病

日本では2000年以降に流行の兆しがあり、梅毒感染の報告数が2004年から2014年にかけての10年間で3倍にもなっています。

性行為の若年層化や同性愛者の増加などが原因の一つとして挙げられますが、国民全体にそのような認識がない実情もあります。

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梅毒の症状の変化と特徴

梅毒の症状や検査方法を知っていますか?感染経路や治療法も紹介します。

梅毒に感染すると、男女問わず同様の症状がでます。症状が出ているということは顕性梅毒ということになります。

梅毒の症状で特徴的なのは、一定期間ごとに症状が変わりながら進む進行性であるということ。以下の4種類に分類されます。

  • 第一期梅毒(感染から3週間前後)
  • 第二期梅毒(感染から3ヶ月前後)
  • 第三期梅毒(感染から3年前後)
  • 第四期梅毒(感染から10年以上)

もちろん進行が進むほど深刻で、第四期梅毒まで進むと様々な病気を引き起こし、治療をしなければ命を落とすことになります。

それぞれの進行状況における症状を解説します。

感染後に変化していく梅毒の症状

第一期梅毒(早期梅毒)

第一期梅毒とは、主に感染してから3週間~3ヶ月程度の期間を指します。

感染した部位の周辺(性器・口・口腔内など)初期硬結と呼ばれる赤い湿疹ができ、それらが潰れた後に硬性下疳ができます。

ほとんど痛みが無いため、しこり程度に感じることがほとんどのようです。また、リンパ節に硬い腫れができますが、時間とともに収まります。

これらの症状は人により出ない場合もありますが、梅毒トレポネーマが感染部位を中心に広がっている状態です。

第二期梅毒(早期梅毒)

第二期梅毒とは、主に感染してから3ヶ月~3年程度の期間を指します。

梅毒トレポネーマが血液を通り全身に広がり、バラ疹と呼ばれる、えんどう豆くらいの大きさの紅斑が体幹を中心に発生しますが、時間とともに消失していきます。

また、梅毒性丘疹と呼ばれる丘疹が体幹を中心に広がり、特に足の裏などに多く発生します。梅毒性乾癬と呼ばれるフケのような症状も現れます。

これらの症状は痒みなどもありませんが、着実に全身を蝕んでいきます。

第三期梅毒(晩期梅毒)

第三期梅毒とは、主に感染してから3年~10年程度の期間を指します。

この時期になると、全身の皮膚、骨、筋肉に結節性梅毒疹ゴム腫と呼ばれる大きめのしこりができます。

これらの症状は残る場合もありますが、治療法が確立した現代ではほとんど見られなくなりました。

第四期梅毒(晩期梅毒)

第四期梅毒とは、主に感染してから10年以上の期間のことで感染末期を指します。

この時期になると、血管や中枢神経に症状が広がり、動脈瘤、麻痺、痴呆症などの症状が現れます。

神経梅毒とも呼ばれ、髄膜血管型、進行麻痺型、脊髄ろう型の3パターンに分類されます。

髄膜血管型

中枢神経の動脈に炎症が起き、脳の働きが低下するほか、めまいなどがするようになります。

また、慢性の髄膜炎脳卒中などを引き起こします。

進行麻痺型

行動や思考に変化が現れるようになり、判断力や集中力が散漫になるほか、起こり焼くなったり無頓着になるなど精神に異常をきたしてきます。

最終的には痴呆症のような症状となります。

脊髄ろう型

脊髄に病状が広がり、歩行障害がでたり急激に痩せるほか、勃起障害排尿を制御できなくなるなどの症状がでます。

梅毒は男性・女性問わず同様の症状

梅毒は男性と女性で症状に大きな違いはでません。但し、性器が異なるため症状の感じ方に違いがあるようです。

症状も男性の方が強く感じ、女性は軽く受け取りがちです。自覚症状においても、男性の方が気付きやすく、女性のほうが深刻に受け取らないことがあるようです。

バラ疹・鼻が落ちる等が代表的な症状

梅毒の代表的な症状の一つにバラ疹が挙げられます。全身に赤い丘疹ができ、その様子が楊梅に似ていることから楊梅瘡(ようばいそう)とも呼ばれていたようです。このバラ疹は時間とともに消えてしまうため、一時的な湿疹と勘違いすることも多く、注意が必要です。

梅毒の症状でで代表的な鼻が取れてしまった人の写真を見たことがある人も多いのではないでしょうか?鼻が落ちるという表現もされますが、皮膚がボロボロになり崩れ落ちてしまう恐ろしい症状の一つです。

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梅毒の原因と感染経路を知ろう

梅毒の原因はトレポネーマという細菌

梅毒の原因菌はトレポネーマという細菌

梅毒はトレポネーマ・パリダム(Treponema pallidum,TP)細菌を原因菌として発症する性病です。皮膚に現れる症状が楊梅(やまもも)に似ていることから楊梅瘡(ようばいそう)と呼ばれ、時代とともに名前が変わり現在の梅毒という呼び名になったと言われています。

数百年に渡り多くの人間の命を奪ってきた病気でありながら、培養が不可能なことから病原体の詳しい機構はほとんど解明されていないのです。

血液や性行為が主な感染経路

梅毒トレポネーマ自体は、宿主がいなくなるとすぐに死んでしまう弱い細菌ですが、感染力が非常に高く様々なパターンで感染します。

性行為が第一感染経路

第一感染経路は他の性病と同様に性行為となります。ペニス、ヴァギナ、口、肛門の粘膜や細かい傷口から細菌が体内に侵入し、血液へ入り込むことで感染します。

感染経路となる性行為は以下の通りです。

  • セックス(膣内性交)
  • オーラルセックス(フェラチオ、クンニリングス)
  • アナルセックス(肛門性交)

梅毒感染者と性行為を行った場合約1/3の確率で感染すると言われています。また、感染経路の中でも最近伸びてきているきっかけがアナルセックスです。

アナルセックスは皮膚に傷がつき炎症を起こす可能性が高いため、細菌が体内に侵入しやすいという特徴があります。

輸血用血液や血液製剤も感染経路となっていた

以前は輸血血液や血液製剤でも大規模感染が発生した事例もありましたが、血液検査の制度が確立されたことで、今ではほとんど聞かなくなりました。

先天性梅毒は母子感染によるもの

忘れてはいけないのが、先天性梅毒と呼ばれる母子感染による子供への梅毒感染です。先天梅毒の場合、死産や障害を患ったまま産まれてくる事例などもあり、産まれてくる子供の健康に大きな影響を与えることがあります。

母子感染は、妊娠中か出産時に発生します。約2/3は症状のない状態で産まれてきますが、生後数年で以下のような症状が現れます。

  • 発疹
  • 発熱
  • 肝臓
  • 脾臓の増大
  • 神経梅毒
  • 肺炎

治療をしないでいると、後期先天性梅毒の症状(ヒグメナキス徴候、鞍鼻変形、クラットン関節、剣状脛)が現れ始め、命の危険にも繋がります。

感染率は他の性病に比べ高い

先ほど約1/3の感染率があると記載しましたが、HIVの0.1%と比べると感染率の高さが理解できるでしょう。感染経路も口、性器、血液と豊富なため、日常から行きずりの性行為には注意をするべきです。

日常生活だけなら感染経路にはならない

粘膜や血液というと、お風呂やタオルの使い回しなどでも感染ルートになりそうな気もしますが、細菌自体が人の体から離れると死滅するため、ほぼないと考えて大丈夫です。相手が梅毒感染者とわかっていても普段の生活であれば何ら問題ありません。

感染者数は流行により増加中

国立感染症研究所感染症疫学センターの感染症発生動向調査(IDWR)速報データによると、2014年10月1日時点での新規感染者数が男性1010人、女性265人と、男性が女性の約4倍というデータが出ています。

その内、男性同士による同性間の性行為が450人となっており、約半分を占めているというデータが出ています。男性同士の性行為の場合はアナルセックスとなるため、傷口からの感染率が格段に上がってしまうためだと考えられます。

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梅毒検査の方法・期間・かかる費用は?

梅毒検査の方法・期間・かかる費用は?

梅毒に感染した疑いがある場合、医療機関にて検査を行う必要があります。性感染症に対応している病院や衛生検査所にて検査することが可能です。

ただし、一概に検査といってもどのくらいの費用や時間がかかるのかどのような検査方法で注意すべき点があるのかなど、初めてでは不安なことも色々あると思いますので、梅毒検査について詳しくまとめてみました。

梅毒の検査方法はSTSとTP抗原利用の2種類

梅毒検査の方法には、直接細菌を検出する方法血液を採取して行う血清検査の2つに分かれますが、ほとんどが後者の血清検査にて診断を行っています。

この血清検査には、STS(RPR法・ガラス板法)TP抗原を利用する検査方法の2種類に分かれます。

STS(RPR法・ガラス板法)

人間の体は、病原菌が体内に侵入すると免疫反応を起こし、病原体と戦う抗体と呼ばれるものが作られます。抗体が体内にあるということは病原菌も存在していると考えられます。

この抗体があるか反応を見るために抗原を用いるのですが、STSでは牛から採取された脂質を抗原として使用します。TP抗原を利用する方法に比べ検査にかかる時間が早く、治療の進行状況に合わせて測定することもできることから、病状の変化の判定にも有効であるとされています。

RPR法

RPR法は、カード上や試験管で血清と抗原を反応させる方法です。機械や目視にて変化を確認し、反応があると梅毒判定で陽性となります。

ガラス板法

ガラス板法は、ガラス板の上や試験管で血清と抗原を反応させる方法です。顕微鏡などで変化を確認し、反応があると梅毒判定で陽性となります。

凝集法

凝集法は、試験管で血清と抗原を反応させる方法です。目視にて変化を確認し、反応があると梅毒判定で陽性となります。

TP抗原を利用する検査方法

体内にTPに対する抗体があるか反応を見る検査方法です。主にTPHA法(梅毒血球凝集反応)FTA-ABS法(梅毒蛍光抗体吸収法)の2種類に分かれます。

梅毒感染の○×を調べるのには適していますが、回復後にも陽性反応が出ることから、治療の経過を観察するには不向きとされています。

TPHA(梅毒蛍光抗体吸収法)

TPに対する特異抗原を対象に行う検査です。そのため他の病気に反応する可能性も限りなく低く、正確な検査ができるとされています。

但し、感染初期には陰性となる場合が多いため、感染の疑惑から検査までに数カ月待つ必要があります。

FTA‐ABS(梅毒血球凝集反応)

Fluorescent Treponemal Antibodyabsorptionの略称で、抗体を反応させ間接蛍光抗体法にて発光させ顕微鏡などで確認します。

病院・保健所・検査キットでチェックが可能

梅毒の検査は、病院・保健所・衛生検査所にて検査を行うことができます。

病院の場合は、性病に対応している性病科・産婦人科・泌尿器科が対象となります。

性病検査ができる病院はこちら

保健所でも梅毒やHIVの検査を行っている時がありますが、自治体によって異なるためお住いの自治体に確認してみることをオススメします。

病院へ行く時間がなかったり、人目が気になるという場合は、衛生検査所による郵送検診がオススメです。検査を申し込むと最短で翌日には性病検査キットが届き、同封の説明書の手順にて自分の血液を採取し返送します。

最短で4-5日で検査結果が出て、メール・郵便物・TELなどで検査結果を確認することができます。

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梅毒の検査でかかる費用を把握しておこう

梅毒検査にかかる費用ですが、検査する場所によって変わってきます。

一番高いのが病院で、初診料2700円に加え検査費用が5,000円~10,000円程度かかります。症状が出てからの検査でない場合は保険が効かないため非常に高額となってしまいます。

次にお金がかかるのが性病検査キットで、梅毒のみの検査であれば2,000円~3,000円程度で検査をすることができます。こちらには送料も含まれているので、病院に比べて非常に安価で梅毒検査をすることが可能です。

一番安いのが保健所で、費用は0円です。但しいつでも可能というわけではなく、検査ができる日は自治体によって異なるため、事前に確認しておくのが良いでしょう。

梅毒検査におすすめの性病検査キット

梅毒の症状を写真で見る

梅毒の写真・画像はこちら

梅毒の治療方法

  • 抗生剤の服用

代表的な薬

  • アモキシシリン
  • ミノマイシン
  • エリスロマイシン

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